関東学生ヨット春季選手権大会 予選1日目

お世話になっております。二年470スキッパーの大江です。5月3日の報告をさせていただきます。

5月3日は関東学生ヨット春季選手権大会(春インカレ)の予選がありました。法政大学からは470級のみが出場しました。

1レース目5〜6メートル上180°でスタートしました。2回のゼネリコがあり、ブラックだったので高い艇に注意しつつ上1から良いスタートを切ることができました。その後、右展開で先にタックして右に行った法政の1艇に抜かされましたが、上マークは法政が1.2で回り、後ろに余裕があったのでカバーしつつそのままの順位でフィニッシュまで行けました。隙あらば抜かそうと思ってましたが、抜けませんでした……笑

2レース目でオスカーが上がり、7〜8メートル上190°でスタートしました。右に回り始めてスタートはアウターが少し高かったですが、さらに右に回ると考えて上1から即タックスタートをしました。あまりに右に回らず左にいいブローが入ってきてしまったので見え方がいい返せるタイミングで左に寄せつつの右展開をし、上は6位で回航しました。1下で左の停滞してるブローに乗り続ける意識で、ジャイブ一回のコース引きで二艇抜き4位で下マークを回りましたが、明海大学のカバー技術の前になす術なくそのまま4位でフィニッシュしました。タイトカバーとルーズカバーの使い分けで完全にコントロールされました。

最終レースは8〜9メートルかなり波が出てきた上200°でスタートしました。下3でスタートし、1下でスタートした船にはバウを切られましたが、その他の艇のバウを切れる状況で一回タックを返し、全体を抑える形でレース展開をしました。1上からサイドでかなりタイトリーチングだったのですが、センタートリム、上れる時にガン上りでギリギリ入り、サイドマーク1位で回航できましたが、パンピング技術の差でまた前に出られてしまいました。変に下さずパワーをつけて波で落とせる時に落とした方がバウが出て速いのかなと思いました。上手なところはひたすらパンピングしており、体力の差も実感しました。下マーク回航後は後ろを抑えてそのままの順位2位でフィニッシュしました。

総合順位は1位と同点ですが、トップの数で負けているので2位になっています。3艇目が叩いてしまっているので自分達のよかった点をしっかりと共有し、みんなで点数をまとめられるようにチーム一丸となって明日も頑張ります。WIN BY ALL!!!

また予選1日目となった5月3日には、外洋レースで世界中の海を回っていらっしゃる鈴木晶友様(2008年卒)が合宿所にいらっしゃいました。

世界中の海をヨットで回り大西洋横断などを達成された鈴木様のお話は新鮮で大変興味深いものでありました。「ハーバーバックに四日間、港は4000km先」「クジラに激突して船が沈みかけた」「シャチはいたづらでラダーを食べちゃう」「大西洋は庭みたいなものだと思ってた」…などなど、どの話も規格外に衝撃的なものばかりで大変面白かったです。改めて世界は広いものだなと感じました。この鈴木様の文を書いているのは広報の山口なのですが、個人的に本当に勝手な感想にはなりますが、鈴木様が幕末の海援隊の志士に重なって見えました。資金集めでの行動力や話し方をみてると「坂本龍馬みたいな人だな」と勝手に思っておりました、すみません。

ただ、470やスナイプのようなディンギーヨットしか殆どしらない部員にとっては面白いお話であったと思います。鈴木様本当にありがとうございました。

また、この日には和田萌様(2023年卒)より沢山のアイスクリームを

鈴木晶友様(2008年卒)より沢山の海着のごっつぁん品を頂きました。

アイスクリームはサバイバルで取り合いすることなく、きちんと1人1個で仲良く頂きました。

海着は新品で綺麗なものばかりで、後で調べてみると中には1着六万円もするものもあり「本当にごっつぁん品で貰ってもいいのかな…」と少し不安になりました。部員一同大切に使います。

沢山の応援本当にありがとうございます。

では、失礼します。