いつもお世話になっております。
3年470クルーの松波です。全日本470選手権の大会報告をさせていただきます。
リザルト(95艇中)
4795 大江(4年)松波(3年)
28-24-33-20-36(cut)-31-13-6-2 157pts 55位
4842大嶌(2年)永井(3年)
25-DNF(cut)-DNF-35-28-33-24-9-6
209pts 67位
今大会は9月2日から9月7日までの長期間にわたり開催されました。レガッタ期間中は軽風から強風まで幅広い風域でのレースとなり、全日本ならではのレベルの高さを実感するとともに、自分たちに不足している点が明確になり、多くの学びを得ることができました。
特に課題を感じたのはスタートです。中風から強風でのスタートにおいてルームを確保できず、第1線に残れない場面が目立ちました。顕著だったのは上寄せの技術差です。周囲の艇はラインを把握し、ルームを守るために何度も上寄せを行っていましたが、私たちはそれに対応できず、下が苦しくなってスタートが切れないケースが何度かありました。原因としては、クルーである私のヒールを入れるタイミングやジブトリムが甘く、スピードがない状態で上寄せを試みて下に吸われてしまったことが大きいと感じています。上寄せの練習は、ちょっとした休憩時間でも可能なので、今後は隙間時間を活用して積極的に取り組んでいきたいです。
もう一つの課題は、スタート後の一瞬の判断です。初日の第1レースでは、スタート直前に下に振れた風を認識するのが遅れ、スタート直後にタックを返せず左海面に流されてしまいました。結果としてすぐに返した艇団は上位に残ったのに対し、返せなかった艇は下位に沈むこととなり、クルーである自分の判断の遅れが最終順位に直結することを痛感しました。特にスタート後のわずかな判断が、そのレース全体の結果を左右することを改めて学びました。
一方で、良かった点もありました。それは、1日の反省を翌日に引きずらず、修正して臨めたことです。例えば、当初は波に対して艇をヒールさせて走っていましたが、上位艇はヒールを抑えて走っていることに気づき、真似してみたところ、最終日にはシルバーフリートの中でシングルを走れるレースもありました。このように毎日の反省を活かして改善できた点は収穫でした。しかし、上位の選手はレース中に修正していることを考えると、私たちの改善のスピードはまだ遅いと感じています。今後は普段の練習から「どうすれば良くなるか」を常に考え、修正力を高めていきたいです。
今回の全日本470選手権では満足のいく結果を残すことはできませんでしたが、この借りを返せる場は全日本インカレしかありません。残された時間は多くはありませんが、その中で上位校との差を少しでも縮め、逆転できるよう全力で取り組んでまいります。
以下、リザルトです。
2025alljpn470-result
では、失礼します。