9/14.15 秋インカレ女子レース 結果報告

4年スナイプクルーの植田です。関東学生ヨット秋季選手権大会女子レースの大会報告をさせていただきます。

 

リザルト

470(24艇)

4842 永井(3年)大嶌(2年)

5-4-10-7-3-UFD(cut)

29pts 7位

 

4716 谷口(1年)土屋(1年)

12(cut)-7-8-4-2-6

27pts 6位入賞!

 

スナイプ(19艇)

31496 佐々木(4年)植田(4年)

11(cut)-3-1-3-10-2

19pts 4位入賞!

 

本レースは14日・15日に開催されました。微風から順風でのレースとなりました。1日目は2レース、2日目は4レース行うことができました。自分たちの思い描いていた目標には届きませんでした。ですが秋インカレの始まりの女子レースとして、チームに勢いをつけることができたと思えるレースになりました。

レース1日目は朝から赤旗が上がるほど強風が吹いていましたが、風が落ち出艇することができました。風が強く吹いていた分、順風でも波が残りとても難しいコンディションの中1レース目が行われました。そのような環境下で、佐々木と私の2人ともが船を走らせることに気を取られてしまい順位を落としてしまいました。同期である佐々木と4年間乗ってきましたが、まだまだコミュニケーションが不十分であることを痛感させられるレースとなりました。長く乗っているからこそ喋らなくても通じていることが多いですが、焦りも同時に伝わってくることを感じました。2人で焦りを共有してしまうからこそ、たくさん話し、状況を改善させる努力が必要だと感じました。
2レース目にはコミュニケーションの部分を改善させることができ、2人でたくさん話しながら良い結果に変えることができました。話しやすい関係性だからこそすぐに改善し、良い方向に繋げていけたのだと考えます。

2日目は北の微風から順風でのレースとなりました。軽量ペアである私たちの得意な風域でした。私たちの課題としてスタートがありました。ですが、1位を取るんだという気持ちで2人の向く方向があった時にとても良いスタートをすることができました。北風になると風の振れに対してすぐに対応するためにもスタートでバウを出し、バチっとスタートを決める必要があります。スタートでバウが出せないのは意識の問題だとわかっていましたが、ずっと改善できずにいました。そんな時に秋インカレの始まりを飾る女子レースで前を走らないといけない、前を走りたいという気持ちがバウを前に出してくれたのだと考えます。この意識、気持ちを忘れずに来週に控えている全日本女子レースも挑みます。

出艇で首が見えなくなるくらい海に浸かり、船を押してくれた男子チームに恥じない結果を持って帰ってこれたとは胸を張って言えませんが、悔しい思いは来週の全日本女子にぶつけていきます。

以下成績表を添付します。

第92回 関東学生ヨット選手権大会_女子レースSnipe級

第92回 関東学生ヨット選手権大会_女子レース470級

では、失礼します。

9月2~7日 全日本470級選手権大会 結果報告

いつもお世話になっております。
3年470クルーの松波です。全日本470選手権の大会報告をさせていただきます。

リザルト(95艇中)

4795 大江(4年)松波(3年)
28-24-33-20-36(cut)-31-13-6-2 157pts 55位

4842大嶌(2年)永井(3年)
25-DNF(cut)-DNF-35-28-33-24-9-6
209pts 67位

今大会は9月2日から9月7日までの長期間にわたり開催されました。レガッタ期間中は軽風から強風まで幅広い風域でのレースとなり、全日本ならではのレベルの高さを実感するとともに、自分たちに不足している点が明確になり、多くの学びを得ることができました。

特に課題を感じたのはスタートです。中風から強風でのスタートにおいてルームを確保できず、第1線に残れない場面が目立ちました。顕著だったのは上寄せの技術差です。周囲の艇はラインを把握し、ルームを守るために何度も上寄せを行っていましたが、私たちはそれに対応できず、下が苦しくなってスタートが切れないケースが何度かありました。原因としては、クルーである私のヒールを入れるタイミングやジブトリムが甘く、スピードがない状態で上寄せを試みて下に吸われてしまったことが大きいと感じています。上寄せの練習は、ちょっとした休憩時間でも可能なので、今後は隙間時間を活用して積極的に取り組んでいきたいです。

もう一つの課題は、スタート後の一瞬の判断です。初日の第1レースでは、スタート直前に下に振れた風を認識するのが遅れ、スタート直後にタックを返せず左海面に流されてしまいました。結果としてすぐに返した艇団は上位に残ったのに対し、返せなかった艇は下位に沈むこととなり、クルーである自分の判断の遅れが最終順位に直結することを痛感しました。特にスタート後のわずかな判断が、そのレース全体の結果を左右することを改めて学びました。

一方で、良かった点もありました。それは、1日の反省を翌日に引きずらず、修正して臨めたことです。例えば、当初は波に対して艇をヒールさせて走っていましたが、上位艇はヒールを抑えて走っていることに気づき、真似してみたところ、最終日にはシルバーフリートの中でシングルを走れるレースもありました。このように毎日の反省を活かして改善できた点は収穫でした。しかし、上位の選手はレース中に修正していることを考えると、私たちの改善のスピードはまだ遅いと感じています。今後は普段の練習から「どうすれば良くなるか」を常に考え、修正力を高めていきたいです。

今回の全日本470選手権では満足のいく結果を残すことはできませんでしたが、この借りを返せる場は全日本インカレしかありません。残された時間は多くはありませんが、その中で上位校との差を少しでも縮め、逆転できるよう全力で取り組んでまいります。

以下、リザルトです。

2025alljpn470-result
では、失礼します。

7月12日13日 関東470選手権 結果報告

お世話になっております。470クルーの角張佑希です。7月12.13日に行われた関東470選手権の大会報告をさせていただきます。

全98艇中
4842大嶌(2年)永井(3年)
20-(36)-29-16-23 88pts 46位
4795大江 (4年) 松波 (3年)
8-2-(24)-11-13 34pts 34位
4716 角張 (1年) 谷口 (1年)
26-19-16-(32)-27 88pts 45位

1日目は2〜4mの北東の風でした。
風が弱い分、船を安定させて走らせるのはマストの上で北風という触れる海面をうまく利用できた人が前に出れたと考えています。1日目の1.2レースともに風が左に触れており、早めに走り出さなくてはスタートできないと分かっていても風に対する船の走り出す時間やマックススピードを正しく理解できておらず、苦しい状態でのスタートが続き、上マークへは自分の引きたいコースを引くことができませんでした。情報としてあったwindyという風予報のアプリでは、北東の風が東に触れていくと予報されていたため、どこかのタイミングで右が大きく伸びると考えていましたが、クローズのタイミングではそこまで右触れの風は入らず、右海面を使った1レース目は特にコースをはずしてしまいました。しかしフリーでは、全レースともにコースを当て毎回順位を上げることができました。
2日目は1日目よりも弱い1〜3mの南風の中、レースが行われました。4.5レースとも良いスタートはきれてもスタート後に私が風や対艇の情報が欲しく周りを見過ぎたため、船のアングルが変わってしまい、下の船に殺されることが多くありました。まだスキッパーとしての経験が浅い分、スタート後はとにかくテルテールに集中し情報はクルーからもらうよう改善します。そしてそこで逃げタックをしてから海面の真ん中に行ってしまった時の立て直しがとても悪いと感じました。風に対するタックというよりは船に対してのタックが多く、ちゃんとしたブローに乗り切れていなかったことが上マークまでのコースの反省点で、自分の走りをさらに良くしなくてはと思いました。そして1日目と同じようにフリーでは自分の引きたいコースを引け順位を上げることができました。しかしまた上マークに向かう際に順位を落としてしまうので、自分の走りをもう一度見直し、さらに早くなれるよう努力いたします。
私は普段470のクルーをしているのですが、今大会は初めてスキッパーとしてレースに参加させていただきました。慣れないことも多かったのですが、クルーと共に少しずつ成長できたと感じています。特に一緒に乗っていく中でペアの谷口はスピントリムや動作が上達しているように感じました。しかしまだフリーでの船の動きに対する感覚が弱そうに感じるのでビシバシと鍛えてまいります。私はこれからどちらのポジションに着くかわかりませんが精一杯精進してまいります。

以下、リザルトです。

kanto470_2025_result05

では、失礼します。