いつもお世話になっております。新2年スナイプクルーの篠原です。3月8日〜10日の合宿報告をさせていただきます。
3月8日
この日は、「理想の動作の動画を真似する」という目標を立てて出艇しました。現在の自分の課題として、①ジブを切ってから引くまでの動作が遅いこと、②ジブを張り替えてからハイクアウトに出るまでが遅いことが挙げられます。これを克服するため、これまで挑戦したことのなかった「跳びタック」を練習しました。その結果、1日で大きく上達し、課題解決に近づいたと感じています。また、午前中はラウンド練習を行いました。普段のサークリング練習の成果もあり、回航時のヒールバランスは意識して取ることができました。しかし、ジャイブ後に回航までの時間が短いため、コントロールロープの調整を忘れることが多くなってしまいました。ジャイブポイントを事前に把握できれば、早めに準備ができるため、今後はより周囲の状況を確認しながら動きたいと思います。午後は、葉山に来て初めての合同練習に参加しました。艇数が多く、より実戦に近い環境で練習ができ、とても良い経験となりました。
3月9日
この日はOB総会と壮行会に参加しました。日頃からOBOGの皆さまには、大会での応援や新港の早期使用の実現など、多くのご支援をいただいていると感じていました。しかし、総会では具体的な意見交換や資料を通じて、改めてOBOGの皆さまの熱い想いを実感することができました。また、今年お世話になったまいかさんやひなこさんも、これからは「応援する側」として支えてくださるとお話しされており、その期待に応えられるよう、より一層努力したいと思いました。
3月10日
この日は、風が弱い予報だったため、「ロールを大きくかけること」「スキッパーとタイミングを合わせること」を目標に出艇しました。しかし、実際にはフルハイクが必要な強風となったため、すぐに「跳びタック」の練習へと切り替えました。練習を通じて、①タック前に前側の足をハイクアウトベルトから外しておくこと、②前側の足を反対デッキ側まで持っていっておくこと、③体をしっかり中に入れておくことが、スムーズな跳びタックのために重要だと感じました。合同練習て感じたのは、実際のレースでは急なタックが求められる場面が多いため、タックポイントを自分で把握していないと準備ができず、うまく動けないことを痛感しました。今後はさらに周囲をよく見て、状況判断を磨いていきたいと思います。午前中は、STOP & GO練習というスタート練習を行いました。風の強弱が激しく、ロールのかけ具合が毎回異なるため、ブローを的確に見極めることが重要だと感じました。また、加速にはジブとメインの入れるタイミングを合わせることも大切であると実感し、合同練習のスタートではタイミングをうまく合わせて加速することができました。スキッパーと積極的にコミュニケーションを取り、精度を高めていきます。午後は、北風から南風へと風向が変わるタイミングで風が落ちたため、当初の目標であったロールの練習を行いました。これまで反対デッキの下に足をかけてロールを行っていましたが、自分側に足を置くことで、バランスが崩れてジブの張り替えがうまくいかないという新たな課題が見つかりましたが、ロール自体は以前より大きくかけられるようになり、収穫の多い練習となりました。
今回の合宿では、強風から微風までさまざまな風域で練習することができ、非常に充実した時間を過ごすことができました。今後も課題を一つずつ克服しながら、さらなる成長を目指していきます。
では、失礼します。