合宿報告 6/18

お世話になっております。一年470クルーの永井天音です。6月18日の合宿報告をさせていただきます。

 6月18日は関東学生ヨット個人選手権大会(470級)の2日目でした。法政大学からは3艇出場いたしました。

 私達4842は1日目での暫定順位が32位でした。BFD,9,21,30という内容でした。2日目でシングルを取り続ければもしかすると予選通過圏内に入るかもしれないという、前向きな気持ちで翌日のレースに向かいました。

 風向は1日目と同様に安定して南から入っていました。1日目に比べて吹き上がっていくタイミングが早かったです。3レースとも、左の方が伸びるかもしれないと分かっていましたが、左艇団で上位に入るより、右艇団の方が上位に入れる可能性が高いと考えました。右海面は艇数が少なく、風も圧倒的に右が悪いわけじゃなかったので、1上までは右海面で戦う計画でした。

 5レース目は、1上までは平均3m/sの走りやすい風域でした。しかし、次第に風が弱まっていき、DNF艇が20艇ほど出てしまう程に終盤は風がなくなりました。1上では大潮で潮上に先に向かうため右海面に行ったのですが、左海面の方が伸びていました。2上では風が弱くなっていくにつれて中に入れるタイミングが上手く掴めず、端まで出した艇に抜かれてしまいました。結果43位でフィニッシュしました。他大に比べて微風のフリーが圧倒的に遅く、自分の未熟さをさらに痛感させられた瞬間でした。

 6レース目は、風が6m/sに上がっていきオスカーも掲揚され、波が出てきました。上6ぐらいでとても良いスタートをしました。良いスタートをしたことによって、右海面にすぐ行きたかったですが、返せず数分間走り続けました。先に右に出した艇が伸び始め、それを追いかける形のレースになりました。南風では、どのタイミングで海面の端に出すか・どこまで出すかの判断基準が肝になる事を学びました。2上では結果26位でフィニッシュしました。

 最終レースは、風の強さは変わりませんでしたが、うねりをともなう汚い波も出てきました。スタートは上側が混んでいたので、2分前から本船の下にいて流されてラインの真ん中の空いたスペースから出ました。上と下のスペースが少し空いていたため、スタート後も走りやすくファーストタックポイントも考えやすかったです。艇速もあり周りに艇が少なかったため、その後のコースもシンプルで考えやすく走りに集中できました。フリーでは、スキッパーがパンプするタイミングを合図しながら一緒にパンピング・前後移動をしたため、今まで以上に波に乗れ、前の艇との差が縮じませる事ができました。結果14位でフィニッシュしました。強風で前を走る事ができたため、予選は通過しませんでしたが自分たちの成長を感じて嬉しかったです。

 私達の春インからの大きな課題は強風コンディションでした。ですが、艇速もあり、今大会では「フレッシュを走る」・「スタート前に決めた海面にいく」という事を徹底的にできたため、吹き上がってきた中でも走りに集中して戦えたと思います。一つ一つ課題に優先順位をつけて解決していくことが大事だと感じました。 
 
 これから数週間後には八景島に戻りますが、合同練などできない分、自分の爪が甘かったクルーワークを徹底的に練習します。全日本入賞をするという目標に向けて、士気を部員全員で高めていきながら、秋に向けてしっかりと準備をしていきます。WIN BY ALL!!

この日は柳慶子様(1993年卒)よりお菓子をごっつぁん品として頂きました。

では、失礼します。