お世話になっております。
3年470スキッパーの大江泰斗です。5月2日の合宿報告をさせていただきます。
本日は杉山コーチに来ていただき、すべりやスタート練習を行いました。
北風の中のすべりで風の振れもありましたが、その分よく周りを見てブローへの入り方やブローの見え方と入った後の上の船と下の船の見え方の変化なども確認することができました。まだ確実なものではないですが、ブローの形や場所、動きを習慣的に考えることで実際のレースにもいきてくると考えました。
スタート練習では8分サイクルで回し、スタート後に2分間走るようにしました。この練習では単純なスタート練習だけでなく、スタートした後のコース展開やミスをした時のリカバリーの練習ができました。この日の海面の特徴として右と左のブローが周期的に入ってきていたので、どっちの海面を使うのか考える必要がありました。どちらを使うにしても端まで出した船が1番伸びていたので上1か下1を狙いスタートしていました。そこまで苦労なくスタートし、端に出してブローが入ってきたら返すことでバウを簡単にきることができました。しかし、事件が起こりました。途中杉山コーチが他の船に乗り自分の下側にピッタリとくっつけ、ミラーリング。挙げ句の果てに本船の上側にはじき出されました。それまでのスタート練習がまるで意味をなさないかのようにものの見事にしてやられ、別の課題を確認することができました。何より数十年ぶりにヨットに乗り、完璧に乗りこなす杉山コーチに驚愕です。完敗した後は悔しさよりも謎に笑みが溢れていました。こんなすごい人がコーチにいるということを誇りに思います。
では、失礼します。
この日は春女子、インカレ決勝前の最後の練習だった為、早めに上がり整備の時間を取りました。
全艇、探せば何かしら出てくるものでまだまだ整備が足りないと感じました。練習の時間も大切ですが、万全の練習をするために練習外での時間で整備をしっかりと行わなければならないなと感じました。また、最近は人数がキツキツで艇数も十分に出せず、練習の効率は良いものではありませんでした。なにより、新人が多く比較的若いチームの為、船の乗り込みが足りていないのが問題だったのですが、コーチが来てくださった時の1日1日の成長をすごく身に染みて感じました。